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  3. オンライン診療と保険適用|保険診療になる条件と費用感
料金・保険

オンライン診療と保険適用|保険診療になる条件と費用感

著者: 編集部公開: 2026/05/24更新: 2026/05/24
目次を見る開く閉じる
  1. 結論:オンライン診療も保険診療として受けられる
  2. オンライン診療は保険適用になりますか?
  3. 保険診療になる条件は何ですか?
  4. 自己負担額はどのくらいですか?
  5. 高額療養費の対象になりますか?
  6. 自立支援医療制度は使えますか?
  7. 保険切り替え中でも受診できますか?
  8. 保険診療と自費診療を比較するとどうなりますか?
  9. よくある質問
    1. どんな疾患が保険対象になりますか?
    2. 自己負担額はいくらくらいですか?
    3. 高額療養費の対象になりますか?
    4. 自立支援医療制度は使えますか?
    5. 保険切り替え中でも受診できますか?
  10. まとめ
  11. 相談窓口(つらさが強いと感じるとき)

オンライン診療は、原則として対面診療と同じ条件で保険適用されます[1]。診察料は 3 割負担が原則で、高額療養費や自立支援医療制度の対象にもなります[2]。本記事では保険適用の条件と費用感、活用できる公的制度を整理します。

結論:オンライン診療も保険診療として受けられる

オンライン診療は、厚生労働省の指針に沿って提供される場合、対面診療と同じく保険診療として受けられます[1]。診察料は 3 割負担 が原則(年齢・所得により 1〜3 割)で、高額療養費や自立支援医療といった公的制度も適用されます[3][4]。自費診療との費用差や選択判断は A12 自費 vs 保険の違い も併せて参考にしてください。

オンライン診療は保険適用になりますか?

はい、保険適用になります[2]。診療報酬上は「情報通信機器を用いた診療」として点数が設定されており、保険証で受診できます。2022 年度の診療報酬改定以降は、原則として初診からの保険適用も可能になりました[1]。

ただし、すべてのクリニックが保険診療に対応しているわけではありません。自費専門のクリニックもあるため、予約前に保険診療対応の有無を確認しておくと安心です。仕組み全体については A02 オンライン診療の仕組みとルール を参照してください。

保険適用の基本

保険診療になる条件は何ですか?

厚生労働省指針では、以下の体制が整ったクリニックでの診療が保険算定の前提です[1]。

  • 保険医療機関としての届出 — 地方厚生局に届出済みの医療機関
  • 医師が日本国内に所在 — 診療時点で国内から実施
  • 診療計画の作成 — オンライン診療を含む診療方針を事前に整理
  • 緊急時の対応体制 — 必要に応じて対面診療や紹介先の確保
  • 診療録の保存と通信環境 — 安全な通信手段と記録管理

診療の質を対面と同等に保てる体制が求められており、医師の判断で対面診療への切り替えが促される場合もあります[1]。

費用感の目安

自己負担額はどのくらいですか?

保険診療の自己負担割合は、年齢と所得で 1〜3 割に分かれます[3]。一般的な現役世代(70 歳未満)は 3 割が原則です。

項目

目安

備考

初診料(3 割負担)

1,500〜3,000 円程度[2]

情報通信機器加算等を含む

再診料(3 割負担)

700〜1,500 円程度[2]

処方箋料を含む場合あり

薬代

薬の種類による

後発医薬品の選択で軽減可能

システム利用料

0〜1,500 円程度

保険適用外(クリニックにより異なる)

薬の配送料

500〜1,000 円程度

保険適用外(薬局・配送方法による)

診察料は保険適用でも、システム利用料や配送料は保険外になる点に注意してください。料金内訳の詳細は A13 オンライン心療内科の料金 で解説しています。

使える制度

高額療養費の対象になりますか?

同一月の医療費の自己負担額が所得区分ごとの上限を超えた場合、超過分が払い戻されるのが 高額療養費制度 です[3]。オンライン診療の保険診療部分も対象になります。

事前に 限度額適用認定証 を取得しておけば、窓口での支払い時点から上限額までの負担で済む仕組みです。マイナ保険証を利用する場合は、認定証なしでも自動的に限度額が適用されます[3]。

  • 申請窓口:加入している健康保険の保険者(協会けんぽ / 健保組合 / 市区町村)
  • 対象:保険診療の自己負担分(保険適用外のシステム利用料・配送料は対象外)
  • 世帯合算:同一世帯の同月分医療費を合算できる場合あり

自立支援医療制度は使えますか?

精神疾患で継続的な通院治療が必要な場合、自立支援医療(精神通院医療) を利用すると自己負担が原則 1 割に軽減されます[4]。所得区分に応じた月額上限も設定されています。

オンライン診療で利用するには、指定自立支援医療機関の登録があるクリニックを選ぶ必要があります。申請の流れは次の通りです[4]。

  1. 主治医に診断書を依頼(自立支援医療用の所定様式)
  2. 市区町村の障害福祉窓口で申請
  3. 認定後、受給者証が交付(1 年ごとの更新制)
  4. 受診時にクリニック・薬局へ受給者証を提示

申請から認定までに 1〜3 か月かかる場合があるため、継続通院が見込まれる段階で早めに相談しておくと負担軽減につながります。指定機関かどうかは予約前にクリニックへ問い合わせて確認してください。

保険切り替え中でも受診できますか?

転職・退職などで保険切り替え中でも受診は可能です。手元に有効な保険証がない場合の一般的な流れは次の通りです。

  • いったん 10 割負担で支払い — 受診時点で保険証提示ができない場合
  • 新しい保険証取得後に差額還付申請 — 領収書を保管し、新しい保険者へ療養費支給申請
  • マイナ保険証の活用 — 切り替え直後でも資格確認できる場合があり、立替負担を抑えやすい
  • 健康保険資格を喪失している場合 — 国民健康保険等への加入手続きを優先

差額還付には領収書の原本が求められることが多いため、受診時の領収書は紛失しないよう保管してください。詳細は加入する保険者へ事前に問い合わせて確認しておくと安心です。

保険診療と自費診療を比較するとどうなりますか?

3 つの費用区分を中立的に比較します(一般的な傾向で、特定のクリニック・症例の実績を示すものではありません[2])。

区分

1 回あたりの自己負担目安

適用条件

向いているケース

保険診療(3 割負担)

1,500〜3,000 円[2]

保険証の提示、保険医療機関での受診

継続通院、医療費を抑えたい

自立支援医療(1 割負担)

500〜1,000 円[4]

指定自立支援医療機関での精神通院、市区町村申請

長期通院、月の通院回数が多い

自費診療

5,000〜15,000 円

保険外、クリニックの自費メニュー

早く相談したい、保険適用外の診療内容

自費 vs 保険の選択判断軸は A12 自費診療と保険診療の違い も参考にしてください。継続通院が見込まれる場合は、自立支援医療の活用で月額の負担を抑えやすくなります。

よくある質問

どんな疾患が保険対象になりますか?

厚労省指針に沿った診療体制を満たすクリニックなら、精神疾患を含む幅広い疾患が対面と同じ保険病名で算定されます[1]。

自己負担額はいくらくらいですか?

3 割負担の場合、初診は 1,500〜3,000 円程度、再診は 700〜1,500 円程度が目安です(薬代別、診療報酬改定で変動)[2]。

高額療養費の対象になりますか?

同月の自己負担が所得区分の上限を超えた分は払い戻されます。オンライン診療の保険診療部分も対象です[3]。

自立支援医療制度は使えますか?

指定自立支援医療機関であれば、精神通院医療の自己負担を原則 1 割に軽減できます。市区町村窓口での申請が前提です[4]。

保険切り替え中でも受診できますか?

受診はできます。新しい保険証取得後に差額還付を申請する流れで、いったん 10 割負担を立て替える場合が一般的です。

まとめ

オンライン診療は厚労省指針に沿った体制のクリニックなら、対面と同じ条件で保険適用されます。3 割負担が原則で、高額療養費や自立支援医療も対象になるため、継続通院でも費用負担をコントロールしやすい仕組みです。

オン診コンパスでは、保険診療対応・自立支援医療指定・料金体系などの条件で比較できます。費用面の不安があるときは、複数のクリニックを見比べて自分に合った受診先を探してみてください。

→ クリニックを比較してみる

相談窓口(つらさが強いと感じるとき)

  • よりそいホットライン(0120-279-338、24 時間、無料)
  • いのちの電話(0570-783-556、10:00-22:00)
  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
  • 厚生労働省「まもろうよこころ」https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

参考文献

  1. オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省, 2024)
  2. 令和 6 年度診療報酬改定の概要(情報通信機器を用いた診療)(厚生労働省, 2024)
  3. 高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省, 2024)
  4. 自立支援医療(精神通院医療)の概要(厚生労働省, 2024)

よくある質問

Q. どんな疾患が保険対象になりますか?
A. 厚労省指針に沿った診療体制であれば、精神疾患を含む幅広い疾患が対象です。対面と同じ保険病名で算定されます。
Q. 自己負担額はいくらくらいですか?
A. 一般的な保険適用診察は 3 割負担が原則で、初診目安は 1,500〜3,000 円程度、再診は 700〜1,500 円程度です(薬代別)。
Q. 高額療養費の対象になりますか?
A. 同一月の自己負担額が所得区分の上限を超えた分は高額療養費で払い戻されます。オンライン診療の保険診療部分も対象です。
Q. 自立支援医療制度は使えますか?
A. 精神通院医療の指定を受けたクリニックなら、自己負担を原則 1 割に軽減できます。市区町村窓口に申請が必要です。
Q. 保険切り替え中でも受診できますか?
A. 保険証が手元になくても受診できますが、いったん 10 割支払い、後日新しい保険証を提示して差額還付の流れになります。

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