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  3. オンライン精神科・心療内科の初診料相場|2026年5月時点の調査
料金・保険

オンライン精神科・心療内科の初診料相場|2026年5月時点の調査

著者: 編集部公開: 2026/05/26更新: 2026/05/26
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  1. 結論:表示金額だけでなく「合計いくら払うか」で比較するのが現実的です
  2. どんな調査ですか?
  3. 保険診療の初診料はいくらが相場ですか?
  4. 自費診療の初診料はなぜここまで幅があるのですか?
  5. 再診料の相場はいくらですか?
  6. 初診料以外で見落としがちな追加コストは?
  7. 「安すぎる初診料」はどう解釈すべきですか?
  8. 通院 1 年間の総額はいくらになりますか?
  9. 料金で選ぶ前に確認しておきたい 3 つの軸は?
  10. よくある質問
    1. 保険診療の初診料の相場はいくらですか?
    2. 自費診療の初診料はどのくらい幅がありますか?
    3. 料金差はどこから生まれますか?
    4. 安すぎるクリニックは大丈夫ですか?
    5. 料金以外で比較すべきポイントはありますか?
  11. まとめ
  12. 相談窓口(つらさが強いと感じるとき)

オン診コンパスに掲載するオンライン精神科・心療内科 41 院のうち料金表示のある 30 院を 2026 年 5 月時点で調査したところ[5]、保険診療の初診料は中央値 3,000 円、レンジ 930〜6,500 円でした。実支払い額はシステム利用料・薬代・配送料を含めた合計で見るのが現実的です[1]。

結論:表示金額だけでなく「合計いくら払うか」で比較するのが現実的です

調査した 30 院では、保険診療の初診料の中央値は 3,000 円、レンジは 930〜6,500 円でした[5]。同じ保険診療でも金額差が広いのは、表示金額にシステム利用料が含まれているか別請求かで流儀が分かれるためです。表示の安さで選ぶより、システム利用料・薬代・配送料を加えた合計で比較すると、当日の支払い額を予測しやすくなります[1]。

どんな調査ですか?

本調査はオン診コンパス編集部の独自集計です。掲載中のオンライン精神科・心療内科 41 院のうち、公式 HP に料金表示のある 30 院(保険診療 23 件・自費診療 7 件・両方記載含む)を対象に、2026 年 5 月時点の初診料・再診料を整理しました[5]。

  • 対象 — オン診コンパス掲載のオンライン精神科・心療内科 41 院
  • 集計日 — 2026 年 5 月
  • データソース — 各クリニック公式 HP の料金表記載
  • 留意点 — 「初診料」の表示には「診察料のみ」と「システム利用料込み」の 2 パターンがあり、本調査では HP 表示金額をそのまま採用しています

診療報酬上の点数は厚生労働省「令和 6 年度診療報酬改定の概要」[1]で全国一律に定められています。一方、システム利用料は保険外でクリニックごとの設定です。この点が金額の見え方を左右する要因になります。

保険診療の相場

保険診療の初診料はいくらが相場ですか?

調査対象 23 件の保険診療では、初診料の中央値は 3,000 円、平均値は 3,319 円、レンジは 930〜6,500 円でした[5]。金額帯ごとの分布は次のとおりです。

金額帯(保険 3 割 / HP 表示)

件数

割合

〜 2,000 円

5 件

22%

2,000〜3,000 円

3 件

13%

3,000〜4,000 円

7 件

30%

4,000〜5,000 円

3 件

13%

5,000 円〜

5 件

22%

3,000〜4,000 円帯がもっとも多く(30%)、その前後の 2,000〜5,000 円帯まで含めると半数を超えます[5]。一方で 5,000 円超のクリニックも 22% あり、これらは多くの場合 HP 表示にシステム利用料が含まれているケースです。

自費診療の初診料はなぜここまで幅があるのですか?

自費診療 7 件のレンジは 0〜22,000 円、中央値は 3,850 円、平均値は 6,519 円でした[5]。保険診療と比べて幅が大きいのは、自費診療では診療報酬上の点数縛りがなく、クリニックが自由に料金を設定できるためです[2]。

  • 0 円 — 診察料を取らず、薬代と配送料のみで運用する形式
  • 1,650〜3,850 円 — 短時間の問診を中心とした標準形式
  • 6,028〜8,810 円 — 診察時間を 30 分前後確保する形式
  • 22,000 円 — 40 分の詳細なヒアリングを行う精密型の形式

自費診療では「料金が低い=省力化された短時間診察」「料金が高い=時間をかけた詳細な診察」という相関が一定見えます。自費と保険診療の境界の考え方は A12 自費診療と保険診療の違い に整理しています。

再診料の相場はいくらですか?

再診料は通院が続いた場合の月額予算を左右します。調査では保険診療 23 件で中央値 1,500 円、レンジ 500〜5,000 円、自費診療 6 件で中央値 2,189 円、レンジ 0〜7,590 円でした[5]。

診療形式

件数

中央値

レンジ

保険診療 再診料[1]

23

1,500 円

500〜5,000 円

自費診療 再診料

6

2,189 円

0〜7,590 円

再診料は初診料の半分前後におさまるケースが多く、診療報酬上も再診の点数は初診より低く設定されています[1]。月 1 回の通院を続ける場合、再診料を起点に月額を試算するのが現実的です。

追加コストについて

初診料以外で見落としがちな追加コストは?

HP の「初診料」表示だけ見て予算を立てると、当日の請求額にギャップが出ることがあります。本調査で各クリニック HP を読み込むと、初診料と並んで次の項目が請求される構造でした[5]。

  • システム利用料(保険外)— 0〜4,400 円。オンライン診療の通信・予約システム維持費
  • 薬代(保険適用、後発品で軽減可)— 500〜3,000 円。処方内容で変動
  • 配送料(保険外)— 500〜1,000 円。院外処方時に薬局が請求
  • 診断書発行料(保険外)— 3,000〜8,800 円。休職・自立支援医療の申請書類など
  • キャンセル料 — 当日キャンセル時に診察費の半額〜全額を請求するクリニックもあり、料金表で要確認

これら 5 項目は HP の料金ページに記載されているのが基本ですが、ページ内の異なる場所に分散していることが多いため、合計を一度紙やメモにまとめておくと比較しやすくなります。各項目の詳しい見方は A13 オンライン精神科・心療内科の料金 で解説しています。

「安すぎる初診料」はどう解釈すべきですか?

調査では HP 表示が 1,000 円前後と一見安く見えるクリニックも 5 件ありました[5]。これらは多くの場合、診察料の数字のみを表示し、システム利用料 3,000〜4,400 円が別途請求される構造です。合計すると 4,000〜5,500 円程度になり、「3,000 円台で表示しているクリニック(システム利用料込み)」と実支払いはほぼ同水準です。

  • 確認ポイント 1 — 表示の「初診料」にシステム利用料が含まれるかを HP の注記で確認
  • 確認ポイント 2 — 含まれない場合、システム利用料がいくらかを別ページで確認
  • 確認ポイント 3 — 合計(診察料+システム利用料+薬代+配送料)でクリニック間を比較

「安い/高い」はクリニックの体制や診察時間を反映する側面もあるため、価格だけでなく診察時間・サポート体制と合わせて見ると判断しやすくなります(後続記事 A15 で「安い」の分解を予定)。

1年間の目安

通院 1 年間の総額はいくらになりますか?

調査の中央値から、月 1 回通院を 1 年続けたときの目安を試算しました[5]。実際の金額は処方内容と通院頻度で変わるため、あくまで一例の目安です。

項目

初月

2 ヶ月目以降(月額)

年間総額の目安

保険診療(3 割)

初診 3,000 円+薬代 1,500 円+配送料 700 円

再診 1,500 円+薬代 1,500 円+配送料 700 円

約 47,000 円

自立支援医療[3](1 割負担)

初診 1,000 円+薬代 500 円+配送料 700 円

再診 500 円+薬代 500 円+配送料 700 円

約 21,000 円(所得区分により月額上限あり)

自費診療

初診 3,850 円+薬代 2,000 円+配送料 700 円

再診 2,200 円+薬代 2,000 円+配送料 700 円

約 60,000 円

継続通院では保険診療と自立支援医療の差が大きく、所得区分が該当する方は自立支援医療の申請も検討の余地があります[3]。高額療養費制度[4]は同一月の自己負担を抑える別の制度で、所得区分の上限を超えた分を払い戻す仕組みです。

料金で選ぶ前に確認しておきたい 3 つの軸は?

料金の中央値はあくまで参考値で、自分の使い方に合うかは別の軸で見たほうが選びやすくなります。本調査を踏まえて、料金と並べて確認する 3 軸を挙げます。

  • 保険診療の対応有無 — 自分の悩みが保険対象かを HP で確認。保険対応なら通常 3 割負担で済み、自立支援医療の申請ルートも開ける
  • 診察時間の目安 — 5 分前後の短時間か、20〜30 分の標準型か。同じ自費でも診察時間で実態が大きく異なる
  • 料金ページの透明性 — システム利用料・配送料・診断書代まで HP で明示されているか。記載が分散しているクリニックは事前問い合わせで確認しておくと当日の不安を減らせる

料金の差はクリニックの体制差を反映しており、自分の症状や通院頻度との相性で判断するのが現実的です。

よくある質問

保険診療の初診料の相場はいくらですか?

オン診コンパス調査(n=23)で中央値 3,000 円、レンジ 930〜6,500 円でした[5]。HP 表示にシステム利用料を含むかで金額差が出ます[1]。

自費診療の初診料はどのくらい幅がありますか?

同調査では 0〜22,000 円と幅が大きく、中央値は 3,850 円でした[5]。診察時間の長さや問診の詳細さが料金差に反映されている傾向があります。

料金差はどこから生まれますか?

表示金額にシステム利用料(0〜4,400 円)を含むかが最大の要因です[2]。診察料の保険点数は全国一律のため、表示差=実支払い額ではありません。

安すぎるクリニックは大丈夫ですか?

「安い」表示でもシステム利用料が後から別請求される場合があるため、合計で比較すると実態が見えやすくなります。表示金額と注記の両方を読むのが現実的です。

料金以外で比較すべきポイントはありますか?

保険診療対応の有無、診察時間の目安、料金ページの透明性の 3 軸を見ると、自分の使い方に合うか判断しやすくなります(オン診コンパスのフィルタで絞り込めます)。

まとめ

2026 年 5 月時点のオン診コンパス調査(n=30 院)では、オンライン精神科・心療内科の初診料は保険診療で中央値 3,000 円・レンジ 930〜6,500 円、自費診療で中央値 3,850 円・レンジ 0〜22,000 円でした[5]。同じ保険診療でも金額差が出るのは、システム利用料の取り込み方の違いが大きな要因です。表示金額より「合計いくら払うか」で比較すると、当日の請求額の予測精度が上がります。

オン診コンパスでは、保険診療対応・自立支援医療指定・料金の透明性などの条件でクリニックを比較できます。

→ クリニックを比較してみる

相談窓口(つらさが強いと感じるとき)

  • よりそいホットライン(0120-279-338、24 時間、無料)
  • いのちの電話(0570-783-556、10:00-22:00)
  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
  • 厚生労働省「まもろうよこころ」https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

参考文献

  1. 令和 6 年度診療報酬改定の概要(情報通信機器を用いた診療)(厚生労働省, 2024)
  2. オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省, 2024)
  3. 自立支援医療(精神通院医療)の概要(厚生労働省, 2024)
  4. 高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省, 2024)
  5. オン診コンパス独自調査(n=41 院 / 2026 年 5 月時点)(オン診コンパス編集部, 2026)

よくある質問

Q. 保険診療の初診料の相場はいくらですか?
A. オン診コンパス調査では中央値 3,000 円、レンジ 930〜6,500 円でした(n=23 / 2026 年 5 月時点)。
Q. 自費診療の初診料はどのくらい幅がありますか?
A. 同調査では 0〜22,000 円と幅が大きく、中央値は 3,850 円でした(n=7 / 2026 年 5 月時点)。
Q. 保険診療で同じ初診なのに金額差が出るのはなぜですか?
A. 表示金額にシステム利用料が含まれるか別請求かでクリニックごとに差が出ます(厚労省指針上、システム利用料は保険外)。
Q. 安すぎる初診料のクリニックは大丈夫ですか?
A. 表示が安くてもシステム利用料が後から別請求される場合があるため、合計額で比較すると実態が見えます。
Q. 再診料の相場はいくらですか?
A. 同調査では保険診療の中央値 1,500 円、レンジ 500〜5,000 円でした(n=23 / 2026 年 5 月時点)。

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