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  3. WPPSI(ウィプシ)とは|幼児向けの知能検査でわかること
メンタルヘルス全般

WPPSI(ウィプシ)とは|幼児向けの知能検査でわかること

著者: 編集部公開: 2026/06/14更新: 2026/06/15
目次を見る開く閉じる
  1. WPPSI(ウィプシ)とは何ですか?
  2. WPPSI でわかること・わからないことは何ですか?
  3. WPPSI はどのように進めますか?
  4. WPPSI と WISC は何が違いますか?
    1. WPPSI-III と WISC-V の比較
  5. WPPSI はオンラインで受けられますか?
  6. よくある質問
    1. WPPSI は何歳から受けられますか?
    2. WPPSI の結果だけで診断は決まりますか?
    3. WPPSI と WISC のどちらを受けるか選べますか?
    4. 検査はオンラインで完結できますか?
  7. まとめ
  8. 相談窓口

WPPSI(ウィプシ)は2歳6か月〜7歳3か月の幼児を対象とするウェクスラー式の知能検査で、全体的な知能や言語・動作などの面を理解する手がかりになります[2]。検査は理解を助ける道具で、診断は結果のみで決めず医師が総合的に判断します[2]。

幼児期の理解で見る観点

WPPSI(ウィプシ)とは何ですか?

WPPSI(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence)は、就学前の幼児を対象としたウェクスラー式の知能検査です。日本では WPPSI-III が使われ、対象年齢は2歳6か月から7歳3か月までとされています。幼児の発達段階に合わせた課題を通して、お子さんの全体的な知能のほか、言語に関わる面や動作に関わる面など、いくつかの側面を見ていきます[2]。

ここで大切なのは、WPPSI が「優劣を判定するもの」ではなく、お子さんの今の状態を理解するための道具だという点です。数値の高さ・低さそのものを評価するのではなく、どんな場面で力を発揮しやすく、どんな場面でつまずきやすいのかという傾向をつかみ、家庭や園での関わり方を考える材料にしていきます。発達障害の理解や支援の考え方については、公的な解説も参考になります[2][3]。

WPPSI でわかること・わからないことは何ですか?

WPPSI でわかるのは、幼児の発達段階に沿った課題に取り組んだときの全体的な傾向です。言語に関わる面と動作に関わる面など、いくつかの側面ごとの様子をとらえることで、お子さんの得意・不得意の輪郭を整理する手がかりになります。検査の具体的な問題内容はここでは触れませんが、いずれもその年齢の子どもが取り組みやすいように設計されています。

一方で、WPPSI だけで「発達障害かどうか」や「将来どうなるか」が決まるわけではありません。検査結果は、心理士による解釈と、ふだんの様子・生育歴・園や家庭での困りごとなど、さまざまな情報と合わせて読み解かれます。最終的な診断は、これらを総合して医師が判断します[2]。検査はあくまで「理解を助ける1つの窓口」と考えると、結果の受け止め方も落ち着いたものになります。

WPPSI はどのように進めますか?

WPPSI は、検査者(心理士など)がお子さんと向かい合い、道具を使いながら1対1で進めるのが基本です。幼児が安心して取り組めるよう、検査者が様子を見ながらやりとりを重ねていきます。手元の道具を扱ったり、お子さんの反応や取り組み方を直接観察したりする必要があるため、検査本体は対面での実施が基本になります。

所要時間や当日の流れは、お子さんの年齢や体調、医療機関の方針によって変わります。途中で休憩をはさむこともあり、保護者は別室で待つ場合もあれば、事前の聞き取り(問診)に同席する場合もあります。気になることがあれば、申し込みの段階で進め方を確認しておくと安心です。

WPPSI と WISC は何が違いますか?

WPPSI と WISC は、どちらも同じウェクスラー式の知能検査ですが、主な対象年齢が異なります。WPPSI-III が2歳6か月〜7歳3か月の幼児を対象とするのに対し、WISC(WISC-V)は5歳0か月〜16歳11か月が対象で、学齢期以降が中心です。つまり、就学前は WPPSI、学齢期以降は WISC というように、年齢で住み分けがされています。

対象年齢が重なる時期(およそ5歳〜7歳台)については、お子さんの年齢や発達の状況をふまえて、どちらの検査を使うかを医療機関が判断します。どちらが「良い・悪い」というものではなく、その子に合った検査を選ぶという考え方です。検査の種類全体を知りたい方は検査の種類一覧もあわせてご覧ください。

WPPSI-III と WISC-V の比較

観点

WPPSI-III

WISC-V

対象年齢

2歳6か月〜7歳3か月(就学前の幼児が中心)[2]

5歳0か月〜16歳11か月(学齢期以降が中心)[2]

主に見るもの

幼児の全体的な知能、言語・動作などの面[3]

学齢期の全体的な知能、言語・動作などの面[3]

進め方

検査者と1対1・道具を使う対面が基本[1]

検査者と1対1・道具を使う対面が基本[1]

WPPSI はオンラインで受けられますか?

検査本体は対面が基本です。WPPSI は検査者がお子さんと1対1で道具を使いながら進める必要があるため、検査そのものをオンラインだけで完結させるのは難しいのが実情です。一方で、検査を受ける前後の問診や、保護者からの聞き取り、結果を聞くための面談などは、オンライン診療で対応しやすい部分です[1]。

そのため、「まず気になることをオンラインで相談し、必要に応じて対面の検査につなぐ」という組み合わせ方が現実的です。オンラインで受けられる範囲については子どもの発達検査はオンラインで受けられる?でも整理しています。なお、検査の費用や保険の扱いは医療機関や制度によって異なります[4]ので、事前の確認をおすすめします。

よくある質問

WPPSI は何歳から受けられますか?

WPPSI-III の対象は2歳6か月〜7歳3か月です。就学前の幼児が中心で、5歳以降の重なる時期は医療機関がどの検査を使うか判断します[2]。

WPPSI の結果だけで診断は決まりますか?

決まりません。検査は理解を助ける道具で、最終的な診断は心理士の解釈やふだんの様子と合わせ、医師が総合的に判断します[2]。

WPPSI と WISC のどちらを受けるか選べますか?

基本は年齢で住み分けされ、対象が重なる5歳〜7歳台はお子さんの状況をふまえて医療機関が判断します[2]。

検査はオンラインで完結できますか?

検査本体は対面が基本です。前後の問診や結果説明などはオンライン診療で対応しやすい部分です[1]。

まとめ

WPPSI(ウィプシ)は2歳6か月〜7歳3か月の幼児を対象とするウェクスラー式の知能検査で、全体的な知能や言語・動作などの面を理解する手がかりになります。学齢期以降が中心の WISC とは対象年齢で住み分けされ、重なる時期は医療機関が判断します。検査は理解を助ける道具であり、結果のみで診断を決めず、心理士の解釈やふだんの様子と合わせて医師が総合的に判断します[2]。検査本体は対面が基本ですが、前後の相談や結果説明はオンライン診療を活用しやすい部分です[1]。気になることがあれば、まずは相談から始めてみてください。

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相談窓口

つらい気持ちが続くときや、誰かに話を聞いてほしいときは、以下の窓口も利用できます。電話番号や受付時間は変更されることがあるため、利用前に公式案内も確認してください。

  • よりそいホットライン(0120-279-338)
  • 24 時間子供 SOS ダイヤル(0120-0-78310)

参考文献

  1. オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省, 2024)
  2. 発達障害の理解のために(発達障害者支援施策)(厚生労働省, 2024)
  3. 発達障害ナビポータル(国立障害者リハビリテーションセンター, 2024)
  4. 令和 6 年度診療報酬改定の概要(厚生労働省, 2024)

よくある質問

Q. WPPSIは何歳から受けられますか?
A. WPPSI-IIIの対象は2歳6か月〜7歳3か月です。就学前の幼児が中心で、5歳以降の重なる時期は医療機関がどの検査を使うか判断します。
Q. WPPSIの結果だけで診断は決まりますか?
A. 決まりません。検査は理解を助ける道具で、最終的な診断は心理士の解釈やふだんの様子と合わせ、医師が総合的に判断します。
Q. WPPSIとWISCのどちらを受けるか選べますか?
A. 基本は年齢で住み分けされ、対象が重なる5歳〜7歳台はお子さんの状況をふまえて医療機関が判断します。
Q. 検査はオンラインで完結できますか?
A. 検査本体は対面が基本です。前後の問診や結果説明などはオンライン診療で対応しやすい部分です。

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