六月病とは?正社員の5人に1人が経験|不調と相談先の整理
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六月病は新年度の疲労が6月前後に表面化するストレス反応で、マイナビの調査では正社員の19.8%が経験しています[1]。医学的な正式病名ではなく、受診時には適応障害やうつ状態と整理されることがあります[2]。本記事では特徴・五月病との違い・相談先を公的資料から整理します。
この記事でわかること
- 六月病の経験率と、20〜30代に多い背景(マイナビ1万8千人調査)
- 五月病・適応障害との違いと、医学的な位置づけ
- オンライン精神科・心療内科で相談できる範囲と、対面が必要なケース
- クリニックを選ぶときに見る確認ポイント
結論:六月病は早めに相談できる体調変化です
六月病は医学用語ではありませんが、現場の精神科・心療内科では適応障害やうつ状態として診察される体調変化です[2]。マイナビ社が2026年5月に1万8千人の正社員に行った調査でも、20代の27.6%・30代の23.8%が現在の職場で経験したと答えており、決して特別な不調ではありません[1]。受診のタイミングを迷うときは、症状が2週間続くかどうかが一つの目安になります。最終的な診断は、診察した医師の判断によります。
六月病とは何ですか?
六月病は、新年度の環境変化に2〜3か月かけて適応するなかで、心身の疲労が6月前後に表面化する状態を指す通称です[2]。医学的な正式病名としては存在しませんが、精神科・心療内科を受診した場合は、ストレス因子のある適応障害やうつ状態として整理されることがあります。
マイナビ社が2026年5月1〜8日に20〜59歳の正社員1万8,464人を対象に実施した調査では、全体の19.8%が「現在の職場で六月病を感じたことがある」と回答しました[1]。年代別では20代が27.6%で最多、30代が23.8%と続きます。経験者の体調変化のうち多かったのは「疲れやすさを感じるようになった」(54.0%)、「仕事へのやる気が出にくくなった」(53.9%)、「気分の落ち込みや不安を感じることが増えた」(45.3%)でした[1]。
仕事のパフォーマンスだけでなく、睡眠・食欲・対人関係にも影響することがある体調変化で、放置すると長期化するケースもあります。厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」では、こうしたストレス反応の早期発見と、セルフケア・ラインケア・産業保健スタッフによるケア・事業場外資源によるケアという4つのケアを組み合わせる枠組みを示しています[2]。
六月病はなぜ6月に出やすいのですか?
マイナビ社の調査では、六月病のきっかけとして4つの背景が整理されています[1]。
- 新年度の環境変化に慣れる過程で生じる、業務量や人間関係の変化への適応疲労
- 賞与や評価面談のタイミングと、評価への納得感の差から生まれるモチベーションの低下
- 5月から7月にかけて祝日が少なく、休息のリズムが取りにくい時期が続くこと
- 梅雨入り前後の気温・気圧の変化が、自律神経系の負担になりやすいこと
調査では、評価フィードバックを十分に受けていない層ほど「納得感がない」と答える割合が高く、「フィードバックも結果の共有もない」と答えた層は68.4%が現在の評価に納得していませんでした[1]。中途採用業務担当者823人への調査でも、46.1%が「6月は他月よりメンタル不調の相談が増えると感じる」と回答しており、企業側も6月の体調変化を実感していることがわかります[1]。
五月病とどう違いますか?
五月病と六月病はどちらも医学用語ではなく、発症時期や経過の傾向で使い分けられている通称です[2]。受診の現場では、どちらも適応障害やうつ状態として診察・整理されるケースが多いとされます。整理のために観点別の比較を載せます。
五月病と六月病の整理(観点別比較)
観点 | 五月病 | 六月病 |
|---|---|---|
表面化しやすい時期 | 大型連休明けの4月末〜5月 | 新環境から約2か月後の6月前後[2] |
主なきっかけ | 新環境への適応初期のストレス | 蓄積した適応疲労と評価面談の重なり[1] |
経過の傾向 | 急性に出て、6月までに落ち着くことが多いとされる | 改善と悪化を繰り返し、慢性化しやすい傾向 |
受診時の整理 | 適応障害・うつ状態として診察される[2] | 適応障害・うつ状態として診察される[2] |
セルフチェックの目安 | 気分の落ち込みが2週間続くか[3] | 睡眠・食欲・意欲の変化が2週間続くか[3] |
表の通り、どちらか一方に当てはめる必要はなく、5月の体調変化が長引いて6月に強く出る、というケースも珍しくありません。経過の長さよりも、生活に支障が出ているかを基準に相談先を検討するとよいです。
オンライン精神科・心療内科で相談できることは?
厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」のもとで、オンライン精神科・心療内科では、対面と同様にビデオ通話などを通じた診察が行われています[4]。六月病に関連した相談内容としては、次のようなものがあります。
- 気分の落ち込み・不眠・倦怠感・意欲低下といった体調変化のヒアリングと、必要に応じた診断
- 適応障害・うつ状態と医師が判断した場合の、薬物療法を含む治療方針の相談
- 勤務先に提出する診断書の発行可否(医師の判断によります)
- 休職・復職を検討する際の、産業医や勤務先との連携方法の整理
- 処方薬の配送、または近隣薬局での受け取りなど、生活動線に合わせた選び方
初診からオンラインで受けられるかどうかはクリニックや症状によって変わります。厚労省指針では、初診のオンライン診療は症状や経過から医師が安全に診療できると判断した範囲で可能とされており、最終的な判断は診察した医師に委ねられます[4]。診断書の発行や薬の処方も、医師が必要と判断した場合に行われます。
オンライン診療が向かないケースはありますか?
厚労省指針では、視診や触診の必要性が高い場合、症状の経過から重症化のリスクがあると医師が判断した場合は、対面診療への切り替えを検討するとされています[4]。六月病に関連する文脈では、次の場合に対面診療や救急対応が必要になることがあります。
- 自傷他害の気持ちが強く出ているとき、または希死念慮を伴うとき
- 身体症状(強い動悸・息苦しさ・激しい体重減少)が前面に出ているとき
- 注射・採血・心電図など、対面でしか実施できない検査が必要なとき
- 初診オンラインでの処方が制限されている向精神薬を希望する場合(コンサータ等)
緊急性が高いと感じる場合は、本記事末尾の相談窓口や、対面対応の精神科・心療内科をご確認ください。受診の入口に迷うときは、まずオンライン診療に対応したクリニックで現状の整理を相談する選択肢もあります。
クリニックを選ぶときに見るポイントは?
六月病のように体調変化が長引きやすい状況では、続けて通える環境かどうかが大切です。比較する際の確認軸を整理します。
- 保険診療か自費診療か — 3割負担の方は初診で2,000〜3,000円程度が目安、自費はクリニックごとに料金が異なる
- 初診オンライン対応の有無 — 厚労省指針に沿った運用で、初診からオンラインで受けられるか[4]
- 診断書発行の取り扱い — 発行可否・料金・即日対応の可否(医師の判断によります)
- 薬の受け取り方法 — 配送・近隣薬局・電子処方箋など、自分の生活動線に合うか
- 予約の取りやすさと土日・夜間対応 — 平日昼に動きにくいときに利用できる時間帯か
- 継続受診のしやすさ — 同じ医師が継続して担当できる体制か、再診の予約枠が確保されているか
- 第三者の利用プロセス情報 — 実際に利用した人の体験談(治療効果ではなく、予約から受診までの流れの記録)
オン診コンパスでは、これらの軸でオンライン精神科・心療内科を横断的に比較できます。条件で絞り込み、2〜3院に候補を絞ってから予約に進む流れが、迷いを減らす近道になります。
よくある質問
六月病は正式な病名ですか?
医学的な正式病名ではありません。受診時には適応障害やうつ状態と整理されるケースが多く、診察した医師が判断します[2]。
六月病はどのくらいの人が経験していますか?
マイナビ社の1万8,464人調査では正社員の19.8%、20代に限ると27.6%が現在の職場で経験したと回答しています[1]。
五月病と六月病はどう違いますか?
五月病は新環境直後の急性ストレス反応、六月病は適応疲労が慢性化して6月以降に長引きやすい、と整理されます[2]。
オンライン精神科・心療内科で診断書はもらえますか?
医師が必要と判断した場合に発行されます。可否や即日対応はクリニックごとに異なり、最終的な発行判断は医師が行います。
六月病のサインを早めにキャッチするには?
厚労省はストレスチェック等によるセルフチェックを推奨しています。睡眠・食欲・意欲の変化が2週間続くかが目安です[3]。
まとめ
六月病は医学的な正式病名ではないものの、適応疲労が6月前後に表面化する一般的な体調変化で、調査では正社員の約5人に1人が経験しています[1]。睡眠・食欲・意欲の変化が2週間続くかを目安に、早めに相談先を整理することが、長期化を避ける現実的な一歩になります。
オン診コンパスでは、オンライン精神科・心療内科に対応するクリニックを料金・診療科・診断書対応・薬の受け取り方法・口コミなど条件ごとに比較できます。あなたに合うクリニックを、自分のペースで選んでください。
相談窓口(緊急性が高いと感じる場合)
- よりそいホットライン(0120-279-338、24時間)
- いのちの電話(0570-783-556)
参考文献
- 【正社員1.8万人に聞いた】六月病と評価フィードバックに関する調査2026年(マイナビキャリアリサーチLab(株式会社マイナビ), 2026)
- 労働者の心の健康の保持増進のための指針(厚生労働省, 2015)
- ストレスチェック制度・メンタルヘルス対策(厚生労働省, 2024)
- オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省, 2024)
よくある質問
- Q. 六月病は正式な病名ですか?
- A. 医学的な正式病名ではありません。受診時には適応障害やうつ状態と整理されるケースが多く、診察した医師が判断します(厚労省 心の健康指針)。
- Q. 六月病はどのくらいの人が経験していますか?
- A. マイナビ社の1万8,464人調査では正社員の19.8%、20代に限ると27.6%が現在の職場で経験したと回答しています(マイナビ 2026年調査)。
- Q. 五月病と六月病はどう違いますか?
- A. 五月病は新環境直後の急性ストレス反応、六月病は適応疲労が慢性化して6月以降に長引きやすい、と整理されます(厚労省 心の健康指針)。
- Q. オンライン精神科・心療内科で診断書はもらえますか?
- A. 医師が必要と判断した場合に発行されます。可否や即日対応はクリニックごとに異なり、最終的な発行判断は医師が行います(厚労省 オンライン診療指針)。
- Q. 六月病のサインを早めにキャッチするには?
- A. 厚労省はストレスチェック等のセルフチェックを推奨しています。睡眠・食欲・意欲の変化が2週間続くかが目安です(厚労省 ストレスチェック制度)。
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